帰りの電車の中でピンクとグレーを読み終えた。
内容の影響か単なる乗り物酔いか、少し気持ち悪かった。
電車はちょうど横浜に着いたところで、空いた席に座って額を押さえて俯いた。
iPodをSTEP BY STEPに戻す。
目を瞑る。
ピンクとグレー
滝沢の言葉へのまとまらない思い
STEP BY STEP
気づいたら泣いていた。
理由のわからない涙をしばらく耐えて、涙を拭って、携帯を確認して、もう一度本を取り出して姉の年齢だけ確認して、
飴を探した。
どうしてもピンク色が良かった。
飴を舐め終える頃には地元を歩いていて、気分も少しは良くなっていた。